国民統合の象徴って

それは一体なんだ。

国民統合の象徴。

天皇は日本国民の象徴ではなくて、国民統合の象徴なんだよね。

それは一体何なのか、たぶん天皇その人もあんまりよく分かってないし誰にも分からないんではと思うんですが、私なりに考えてみると。

日本の人が、その人の動向を知ることで自然と自国の文化に思いを馳せ、何とはなく、親しみを感じ慕っている。

そんな人を国民が共通して持っている。それが国民統合の象徴ということではないでしょうか。

日本の文化圏にいる人なら、あーあの人ね、と、誰でもわかり、そして何やら、誇らしい気持ちになれるという。

天皇がいない国にはそんなものないもんね。

なんか右の方にいる人達は、妙に皇族を神格化していて、はっきりいって気持ち悪いです。なんなの？あれ。宗教なの？まあ宗教なわけだが。国家神道という名の。

天皇陛下がそんなに立派なわけないでしょう。だって人間だもの。皇后なんて、もっと普通の人だよ。

私は皇太子殿下のことは、ほんとに立派な人だと思うけれど、別に神格化したりしないし、1人の人間として応援している。雅子さまも。

それはなぜかというと、あんな窮屈な地位にありながら、本当に真っ当に生きていらっしゃる感じがするから。

だから、公務をたくさんやれば良いとかは全然違うんだよね。今の天皇陛下はそこらへん誤解していらっしゃるようだけど。そういう問題じゃなくて。

誰にでも公平に、無私に。いつも笑顔で、家族を大事にする。嫁が気に入らないからっていじめたりせず、次男の方をえこひいきしたりもせず。皇統の行方に汲々とせず、無理に男子を作れとも言わず。

そういうことの方が、公務の数よりよっぽど大事なんだってこと。皇太子殿下は絶対にわかっていらっしゃるよね。

象徴天皇二代目で、今上がそのあり方を模索して苦労されただろうというのは分かるんだけど。だからって公務をやたらめったら増やせばいいってもんじゃないんだよね。その辺、完全に方向間違っちゃって、変なことになっているのが平成ですよ。

私は今の皇太子殿下が持っている、泰然とした雰囲気、すごく好きです。