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生前退位を考える視点

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話題の生前退位ですが

視点は二つあると思うのよ。

まず一つは、誰が天皇のあり方を決めるのかという問題。これは憲法からいって国民が議論して決める。「陛下がそうおっしゃるので法律を変えなくてはならない」というのはおかしい。天皇は憲法上なんら政治的権能を有さないのだから。

その点陛下は勘違いしていらっしゃるのではないかなーと思うの。ものっすごい基本的なことなんですけど、そんなこともわからずに何年天皇をやってらしたんだろう…と思ってしまう。

しかも陛下の考える象徴天皇のあり方に賛同できないもんで、なおさら腹がたつわけですわ。

もう一つは、

一人の生身の人間を、一生天皇という地位に縛り付けておくのは、いくらなんでも残酷なんではないかい?という視点。

だって世論は公務はやれと期待するくせに、意見はなーんにも言っちゃダメ、っていうわけですよ。三笠宮殿下が以前おっしゃったそうですが、それじゃあ内閣の奴隷だよ。それって辛くない?

まあ辛いけれどもやっていただくほかない、と私は思っているけれども。

でも今回は本人が「もうイヤだ!」と言ってるわけですよ。それを完全に無視して内閣が結論ありきでイエスマン有識者に意見聞いて勝手に決めるのはちょっとそれも酷いと思うの。

あまりにも残酷じゃない?と思うわけですよ。国民の多数が生前退位に同意するのは、そう感じるからだよね。私も退位許さないとか、あまりの非人道的扱いにひくわ。

まあつまり、ざっくりまとめると、法律論と、人権の問題。

この二つは分けるべき。

陛下もそういうアプローチしたらもっと世間の同情を買えたのではないかと思うんですが、もののわかった人が周りにいないんだろね。


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