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歌会始2015

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実は歌会始は楽しみです。

別に歌に造詣が深いわけでもなんでもないんだけど、一応日本語だから、直感的に好き嫌いくらいはわかるわけです。そして皇族の方々の、性格やバックグランドを少しばかり知っている分、それぞれの方のお歌の背景などに思いをはせたりして、大変楽しい。それになんか雅だし。

今年のお歌ですが、それぞれの方の本への思い入れみたいなのが伝わってきて、なかなかに楽しいです。

でも「日本」とか「根本」とかで「本」とうたっているのは、ルール上問題ないにしろ、なんか反則っぽいんだよなー。

雑感をぱらぱらと述べると、一番注目の雅子さま。一読してすんなり入ってくる、素直な詠みっぷりは結構好きです。恩師から本を贈られたのはいつなのかなー、最近なのかな、オクスフォードの恩師が本を贈ってくるだなんて、やっぱりちゃんと勉強してらしたんだろうなー、それに優秀だったんだろうなー、今でも付き合いがあるのか、さすがだなー。などなど。想像が広がります。今は表にあまり出ていらっしゃらないけど、知的な生活を送っている様子が目に浮かびます。

今年初参加の佳子ちゃんの歌が意外といいですね。かわいらしい。だけど20歳だよなあ、ちょっと子供っぽいけど、成年会見での舌ったらずなしゃべり方を見るに、子どもっぽい子ではあるのかも。この子どもっぽさもかわいさを演出するためだったら戦慄するけどな。

皇后陛下。さすがです、いい歌っぽい。この人が詠んだのでなければもっと絶賛するかもな。というのも、ほら、本が好きなのわたくし。みてみて?という作り手の声が聞こえてくるんだよな。あ、幻聴ですか。そうですか。

皇太子殿下。この方の歌は、やはり直球ストレート。それでいて私的に走らず、どこか客観的な詠みようは、すでに天皇の風格を備えていらっしゃるよう。ほら、百人一首でも、天智天皇の歌とかって格調高いけどくっそつまんないじゃないですか。あれと一緒。

あとなんだっけ。あー、移民がどうのこうのという歌もあったが違和感があった。なんだかなあ。ヘンテコな歌である。眞子ちゃんの歌も、幼き日がどうかしたんかい、何が言いたいんかい、と考えさせる謎の歌であった。※あくまで個人的な感想です。

あとは久子さまの歌が好きかな。一読してすんなり情景が浮かびます。承子さまの歌は、確か昨年もだけどダイナミックな景色が良い感じ。「日本の秋は」で止めるところがかっこよすぎるな。

とりあえずそんなところ。


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