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天皇が女だっていいじゃないか

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私は敬宮さまが次の次の天皇陛下になるような気がしている。

これはもうほとんど運命であり、歴史の必然だと思う。

どうしてそう思うのかと言うと。

すべての宮家に女の子しかいない中で、国民から信頼され尊敬されている皇太子殿下のもとにも、女の子しか生まれなかった。

おりしも、ヨーロッパの王室では次々に法改正が行われ、男子優先ではなく長子継承へ移っていく時代。そういう時代なのだ。長い長い差別の歴史の中で、女性の権利がようやく権利として認められ、男女平等が根付いていく、人類の歴史という大きな視点でとらえれば、今まさに世界はその過程にある。日本は西欧諸国に比べたら、そういった変化は遅いかもしれないけど、その日本においても、天が後押しして女の子だけを授けたのだ。

実際、皇室典範は小泉内閣によって変えられようとしていた。

そのあと一息、というところで、待ったが入った。一体どんな手を使ったのかしらないが、ここぞというタイミングで、秋篠宮家に男の子が生まれ、典範改正はストップしてしまった。

ほんとに余計なことしてくれるわ、というのが、私の感想。

でも、天というのは用意周到だ。そんな事態に備えて、前々から準備していたのだ。

それは、皇太子殿下と、秋篠宮殿下の差。

言っちゃなんだが、この二人の間には、天と地ほどの開きがある。

私の世代以上の日本人は、皆知っていることだが、この二人は、小さい頃から、テレビに映る画像からしてまったく違っていた。いかなるときも背筋の伸びた、浩宮さま。浮いた噂一つなく、学業にオーケストラに真面目に取り組んでいらした浩宮さま。これに対して、床にごろごろ転がる、幼き日の礼宮。チンピラのような風情で乱れた青春を謳歌し、その挙句、責任を取らされたのかまだ若いのに結婚するはめになった次男坊。そして真面目な長兄をしばしば揶揄する発言。その後も絶えない、女性の噂。

同じ親から生まれた兄弟なのに、なんでこんなに違うんだろう、と、前から不思議だったのだけど、こうして考えると納得がいく。こんな次男坊のところに不自然な時期に生まれた男の子と、その地位にふさわしく真面目にまっすぐにご自分を律してこられた皇太子殿下のところの女の子だったら、次の天皇はどっちがいいですか?

この時点ですでに勝負あったようなものだが、さらに天は、ダメ押しに、敬宮さまにスター性を授けた。幼いころのお相撲観戦の衝撃は、今も心に残る。その後も、病気の母を気遣う絵、力強い書、りりしいリレーの選手姿、折々に発表される綺麗な色遣いの工作、さらに動物愛護の作文などで、そのたびに国民を確実に魅了し続けている。

これに対して男の子の方は、どういう事情か知らないが、報道規制がしかれ、あまり表に出てこない。心に残るエピソードなども今のところ皆無。まあ、年齢も違うし比べちゃ失礼なのだけど、正直いって影の薄い子である。

こんな天の采配に対して、なんだかよくわからない勢力とマスコミがごちゃごちゃと抵抗しているようである。でもそんなのは無駄な抵抗にすぎない。天の指し示す道は一つ。あー女帝誕生の日が楽しみだ。









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